フリーランス転身後に必要なお金
フリーに必要なお金は
私の経験からフリーランスに転職するにあたり、準備(注意)しておかなくてはいけない点を紹介します。
フリーランスになると社会的な信用面が低下してしまいます。金銭的な保険(給与)が無くなるためです。
その為、会社員からフリーランスになる前に準備しといたほうがいいこと、知っておいた方がいいことがあります。
生活費
まずは生活費の確保です。これは常識的なことかもしれませんが、退職金の有無・金額によっては当てにできないことがあります。十分な蓄えがあるといいでしょう。
私は退職金を当てにした方の人間でしたが、残念ながら予想の1/4程の金額しかなく慌てました。
一般的には、6ヶ月分~1年分の生活費が必要と言われています。
これは、開業しても仕事がなかった場合の対策としてです。
私も開業しても数ヶ月は所得がない想定でいました。しかし退職金が予想以上に少なったので慌ててしまいました(-_-;)
計画性に乏しいと言われてもおかしくないのですが、別の要因もあり、当初の予定通り退職に踏み切りました。その要因は後日書きます(笑)
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社会保険・年金等
フリーランスになると、退職後に
・国民年金(1人16,410円)*令和元年度調べ
・国民健康保険(人によって額が違う)
・住民税などの徴収(人によって額が違う) があります。
1.国民年金
年金に関しては、「国民年金の納付免除・納付猶予」の申請ができます。
当面の収入が見込めない方は申請しておくといいでしょう。申請から2ヶ月ほどで審査結果がでます。
*1年ごとに申請しなくてはいけません。
私の場合は7月に申請しましたので、翌年の7月に再度、市町村の役所に申請しに行きます。
2.国民健康保険
保険に関しては、
・国民健康保険
・協会けんぽの継続申請 を選べます。
どちらを選ぶかは自由ですが、国民健康保険は前年度の収入や固定資産などを加えて納付額を試算されます。
一方、協会けんぽの継続利用は退職前の給料額によって納付額が決まります。
こちらの利用は継続手続きから2年間までとなっており、3年目には国民健康保険に変更されます。
前職の給料額が30万円以上だった方や家族がいる方は、協会けんぽの継続利用をお勧めします。
なぜならば試算される規定の上限が30万円までとなっており、国民健康保険料よりも安くなる場合が多いからです。
しかし納付遅れなどがあると即刻失効になるため気を付けてください。各自で両方の試算をして比べてみてください。(試算して比べられるサイトがあります)
私は、協会けんぽの継続利用を選びました。
うちには子供が3人います。
また前職の給料が月40万円以上頂いていた為、計算した場合、協会けんぽの継続の方が2万円も安かったです。
*今期の確定申告後は、国民健康保険の方が安くなる可能性がありますので、どちらが良いか再検討したいと思います
3.税金(住民税)
・住民税 *毎年6月に徴収されます。
・退職金にかかる所得税
7月末に退社した場合は8月末ごろに残りの1年分を請求されます。分納可能な形式です。会社に在籍中は会社が給料より源泉徴収していました。
退社する時期によって徴収金額が変わります。
金額の予想はサイト等で計算できますのでお金の準備をしておくと便利です。
私は7月末退社でしたので徴収金額を一括で払いました。退職金が残っているうちに払っておかないと後に支払いが厳しくなるかと思ったからです。
退職金が多い方は退職前に「退職所得の受給に関する申請書」を会社に提出しておいた方がいいと思います。
退職金は税法上「退職所得」にあたります。
ことらも、ネット上に所得税の計算方法がたくさん出ていますのでご自身で検索し計算してください。
予定外の出費が出てきます
開業する職種によっては「開業資金」がかかります。
事務所を借りる資金、PC・プリンター等、電話・FAX等・・・たくさん準備するものがあります。
・不動産取得(賃貸)の資金
・通信機器等の準備(電話番号・FAX番号の取得)
・備品の準備(名刺・封筒・印鑑等)
・開業のご挨拶(出張費・通信費等)
・その他(社用車・看板)など
現状で使用しているものがあれば、そのまま使用できます。
新たに用意するとなるとたくさんの準備資金がかかります。
私は自宅開業を選びましたので、あまり資金はかかりませんでした。
しかし、PC、プリンター、電話関連の準備、出張費等で40万円程は出費しています。
これらは、初めてみないとわからないので、別枠で資金を準備しておくといいと思います。
以上が、フリーランスになるにあたり必要な お金の準備でした。